Steamでゲームを公開する方法
昨年末からゴーゴー西遊記というRPGを開発しています。当初スマホ向けに開発をしていたのですが、スマホ以外にPC版もつくりたいと検討しているところです。
PCでのゲーム販売はまったくの門外漢なため、まずはPCにおける最大のゲームプラットフォームSteamでどうすればゲームを公開できるのか調べてみました。
Steamでゲームを公開する方法
公開する方法は大きくわけて2つあります。
- Steam Greenlight に登録する
- パブリッシャーと契約する
Steam Greenlightに登録する
https://steamcommunity.com/greenlight?l=japanese
Steam Greenlightに登録すると、ユーザーがそのゲームで遊びたいか投票を行います。
その投票の結果によってその公開可否が決まります。
なお公開可否には、何票の投票が必要かなどの明確な基準はないようです。FAQには以下のように書かれています。
採用されるためには何票の投票が必要ですか?
Steam Greenlight 内の他のゲームと比べて多くの興味をもたれることが重要で、投票数自体にはそれほど気にすることはありません。ユーザーの視点で、どのゲームがSteam から入手可能となるべきかの優先順位を付けることが目的です。一定の投票数を得たことや、ある時期に上位に並んだことがあるということとは関係なく、牽引性の高いゲームがあった場合、その開発者へ連絡しています。投票数自体がある点に到達するかどうかが重要なのではなく、ユーザーが欲しいと思うゲームを見つけることの方が大事です。
https://steamcommunity.com/workshop/about/?appid=765§ion=faq
ある程度 目立ったものから、運営であるVALVEがピックアップをしていくという感じなのでしょうか?
具体的な基準がないというのは、なんとも不安になります。
登録には特に資格・条件はなく、個人でも登録をすることができます。
なお$100の費用が必要になりますが、これは、スパムやイタズラでの登録を防止することが目的のようです。
また登録にあたっては、以下が必要になります。
- リストや検索画面においてゲームを表示するための、四角いブランド設定イメージ
- 少なくとも1つのゲームプレイ中の様子を示す動画
- 少なくとも4つのスクリーンショット、あるいはイメージ
- 仮のシステム要件に加えて、そのゲームの詳細説明
ゲームは完成している必要はないようです。
リリースできないかもしれないというリスクを考慮すると、α版など ある程度ゲームが遊べるようになった時点で登録するのが良いのではないかと思います。
パブリッシャーと契約する
パブリッシャーと契約をし、ゲームの販売を代行してもらうという方法もあります。 日本語に対応した窓口があり、Steamパブリッシングを行っているのは以下の2社だけのようです。
おそらくGreenlightよりも審査は厳しいものと思われますが、単に公開するだけでなく、
- ローカライズを経験豊富なゲーム翻訳のプロに頼める
- カスタマーサポートを代行してくる
- パブリッシャーのブランド力を活かせる
などのメリットもあります。
もちろんその分、売上はシェアすることになりますが。
結局、どちらがよいのか?
質の高いローカライズ・パブリッシャーのブランド力を活かせることを考えると、本気でやるならパブリッシャーと契約した方がよいと思います。
ただ審査もありますし、契約をする以上 責任も生まれてきます。趣味で気軽にやりたい方は、Greenlightにチャレンジしてみるのが良いのかもしれません。
スマホゲームの小規模開発チームで意外とAdobe AIRが使われている話
LINEスタンプをリリースしました
本日、ふにゃもらけのLINEスタンプをリリースしました。
6月下旬に申請を出してから、約2ヶ月半たってようやく公開できました。
http://line.me/S/sticker/1018878
昼12時頃にリリースして、22時までの約10時間で約950DL、ランキングは75位まで上がりました。 リリース日ということもあり、ファンの方々がダウンロードしてくれたおかげで順位がけっこう上がりました。
いつもアプリのリリース時は、審査通過後すぐにリリースするというグダグダな感じなのですが、 今回のスタンプでは、通過後にすぐにリリースしないで、リリース日時を決めたうえで、 TwitterやFacebookなどで告知をしっかり行ったことが効果があったのかなと思います。
不具合はどこまで解消すればいいのか?
ボクマンの不具合修正の作業をしているのだけど、 不具合解消はどこまでやるべきなのか悩む……
なかなか自分の環境では再現できない不具合が多かったり、
Starlingや広告SDKの問題で発生しているのでは?……
と思われるような不具合もあったり解消が難しいものがあったりする。
ボクマンは1〜2週間ぐらいで遊び終わるようなカジュアルゲームで寿命は短いので、
経営的にはどんどん次のゲームを作っていかなければならないけど、
ユーザーは現在も増え続けているので対応しなければいけないので
新作開発の時間がとれないという板挟み。
不具合があると、できる限り解消できるものはすべてを解消してしまいたくなるんだよなあ……
発生頻度・重要性を考慮して優先順位をつける必要性を感じている。
ボクマンのDL・ランキングは非常に好調で嬉しい限りだ。
http://ameblo.jp/piisu-funyamora/entry-11897626773.html
カジュアルゲーム新着無料トップ1位
ボクマンがGoogle Playのカジュアルゲームカテゴリの新着無料トップで1位になってた!
レビューサイトにも取り上げられてた。
http://9-bit.jp/archives/68337
http://www.iphoroid.jp/appli/detail.php?mgi=1401
http://applink.jp/2014071714128.html
AID勉強会 第二回レビューサイト祭!に行ってきました
先日、【AID勉強会】第二回レビューサイト祭!記事に取り上げてもらう為にすべきことという勉強会に行ってきました。その名の通り、レビューサイトの中の人から直接 話を聞ける貴重な勉強会でした。
個人的にはちょうどアプリをリリースしたばかりで、レビュー依頼を書かなければ、と思っていたところなので、かなりタメになりました。
7つのレビューサイトの中の人が来ていて、当然ながらサイトやその担当者によって重要視する点や意見なども異なる訳ですが、ざっくりと自分が気になったポイントを中心に、どのようなアプリ・レビュー依頼がとりあげられやすいのか、以下にまとめてみました。
どういったアプリが取り上げられやすいのか?
- レビューサイトのユーザー層とアプリのユーザー層が同じもの
- 新規性があるアプリ
- アクセスが増えそうだと見込めるアプリ
- ダウンロード数が多いアプリ
- 季節、時事ネタをもりこんでいるアプリ
- つっこみどころがあり、記事にしやすいアプリ(良い意味でも、悪い意味でも)
どのようにアプリの説明をすべきか?
- 類似アプリと「ここが違う!」という箇所を明確に説明する
- 制作者の想いを伝える(サイトによってはあまり重視しないケースもある)
- ぶっちゃっけ、機能説明とかよりも、アプリ名やアイコン・スクリーンショットのほうが重要だったりする
細かいテクニック
- レビューサイトを見ているとアピールをすると、中の人も人間なので悪い気はしない
- ただ、あんまり過度に見ているアピールさせると、逆に引いちゃうこともある
- 特定のライターに名指しでレビュー依頼するのも効果的かもしれない
- メールタイトルにはアプリ名を入れてほしい。あとから探しづらいので
- メールの名前はちゃんと設定した方がよい(会社名と氏名をつけるだけで印象が違う)
- メールのファーストビューにインパクトがないと、全部に目を通さないことも多々ある
- 公式サイトがあるとよい
- レビューされたあとに、その記事をツイートしたりイイネされると中の人も嬉しい
その他
Q.アップデートのたびにレビュー依頼を送ってもよいのか?
A.一度レビュー依頼をもらっても、タイミング的に掲載できないことがあるので何回か送ってもらうとありがたい。
Q.放置ゲーとかプレイに時間がかかるゲームはどれぐらい遊ぶのか?
A.1時間ぐらい。なので、最初の放置があまりにも長いとつらい。
Q.アプリ説明動画はレビュー依頼の際に効果的か?
A.基本的にはあってもなくてもどちらでもよいが、
動きが特徴的なゲームだったり、操作が複雑なツールで文章より動画のほうが理解しやすい、
などのケースでは効果的かもしれない。
感想
一口にレビューサイトといっても、利用しているユーザーの性別・年齢層・求められているアプリが異なるので、同じアプリでもサイトによって、アピールポイントを最適化したほうがよさそうです。といっても、あまりやりすぎるとレビュー依頼に時間がかかってしまい、アプリ開発に時間がとれない、という本末転倒なことになりそうですが。
どちらにせよ、日頃からレビューサイトを見て研究することは大事だと思いました。どんなアプリがどのように記事にされているのかを知ることでレビュー依頼の書き方も違ってきますしね。
さて……実はまだレビュー依頼を書けてないので早くかかないと。